不妊は女性の問題と考えている人も多いのですが、実は男性に原因があるケースも少なくはありません。
不妊治療や妊娠計画をスムーズに進めるためには、男女がともに不妊について正しい知識を持つことが重要です。
そこでこの記事では男性不妊になりやすい人の特徴や原因、男性の精液検査などについて解説します。
不妊治療中の方や自分の精液の状態が気になる男性など、性別問わず、今後の妊娠を希望している多くの方に役立つ情報をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修医師
新宿駅前婦人科クリニック 平川 絵莉子 院長
所属:日本産科婦人科学会
産婦人科専門医|母体保護法指定医
鳥取大学医学部卒業後、産婦人科医として経験を重ね、2024年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。
中絶手術は、身体的な負担だけでなく、精神的にも大きな決断を伴うものです。年間1,300件以上の手術経験を積み重ねてきた中で、いかに短時間で身体への影響を最小限に抑えるかを常に追求しています。次の妊娠や将来への影響をできる限り少なくすることが、私の責任だと考えています。
手術が終わったあとも、身体と心の回復には個人差があります。術後の経過観察はもちろん、気持ちの整理がつかないときにも、いつでも相談に来ていただける場所でありたいと思っています。
この記事の監修医師
新宿駅前婦人科クリニック
平川 絵莉子 院長
所属:日本産科婦人科学会
産婦人科専門医|母体保護法指定医
鳥取大学医学部を卒業後、産婦人科医として経験を重ね、2024年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。
中絶手術は、身体的な負担だけでなく、精神的にも大きな決断を伴うものです。年間1,300件以上の手術経験を積み重ねてきた中で、いかに短時間で身体への影響を最小限に抑えるかを常に追求しています。次の妊娠や将来への影響をできる限り少なくすることが、私の責任だと考えています。
手術が終わったあとも、身体と心の回復には個人差があります。術後の経過観察はもちろん、気持ちの整理がつかないときにも、いつでも相談に来ていただける場所でありたいと思っています。
男性不妊の現実
世界保健機関(WHO)の調査によれば、不妊のうち男性のみに原因がある割合が24%、男女ともに原因がある場合も24%です。つまり不妊のうち48%は男性に何らかの原因があるといえます。
不妊症とは「12か月以上定期的に避妊せずに性交渉を行っても妊娠に至らない状態」です。世界中の生殖年齢にある人のおよそ6人に1人が生涯のうちに不妊症を経験するとされています。
参考:WHO「不妊」
男性不妊になりやすい人の特徴
男性不妊になりやすい人の特徴は、睾丸の状態や過去の病気・手術の経験、生活習慣、性生活に関する苦手意識などから見てとれます。
各特徴を解説するので、男性の方は当てはまるものがないか確認してみましょう。女性の方も、パートナーに気になる点がないか確認することで、不妊について見つめ直す機会になります。
睾丸が極端に小さい・柔らかい
精子をつくる器官である睾丸(精巣)の状態は、精子の質に直結します。睾丸が極端に小さかったり、柔らかかったりなどの異常がある場合、男性不妊につながる可能性が高くなるのです。
特定の病気にかかった経験がある
「大人になっておたふく風邪にかかると、精子ができなくなる」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
実はこれは、あながち間違いというわけではありません。おたふく風邪や鼠径ヘルニア、精索静脈瘤など、男性不妊のきっかけになりえる病気はいくつか存在します。
もちろん、これらの病気にかかったら必ず男性不妊になるというわけではありませんが、リスクは高くなります。
また、抗がん剤治療や放射線治療など、特定の治療が男性不妊につながるケースも考えられます。
生活習慣が悪化している
喫煙や飲酒、肥満、寝不足、過度なストレスなど、生活習慣の乱れは精子の生産力の低下につながります。
そのため、生活習慣が悪化している人は男性不妊になりやすいです。
高温の場所に長時間いる
精子は熱に弱く、長時間にわたって高温の状態にさらされると数が減ったり、運動量が低下したりします。
- ・蒸れやすい下着をつけている人
- ・高温の部屋で長時間の作業をする人
- ・サウナに頻繁に入る人
などは精子の質が下がる可能性があるので注意が必要です。
性行為への苦手意識や男性器に関するコンプレックスがある
後述しますが、そもそも性行為がうまくできなければ当然、妊娠する可能性も低いです。性行為への苦手意識や男性器に関するコンプレックスがある方はスムーズな性行為が難しいため、妊娠に至らない可能性があります。
男性不妊の主な原因
男性不妊の主な原因は以下の通りです。
- ・精子の形や運動量の異常
- ・無精子症や精子生産不全
- ・生殖器官の閉塞
- ・EDなどの性機能不全
各原因について解説します。
精子の形や運動量の異常
精子の形に異常があれば卵子との受精が難しくなるので、妊娠率は大きく下がります。また、精子の運動量が少ない場合も受精の確率が下がり、妊娠の可能性が低下します。
無精子症や精子生産不全
1回の射精で約4,000万以上の精子数であれば自然妊娠の可能性が十分にあるといわれています。つまり、この個数を下回ってしまうと、妊娠する確率が大きく低下してしまうのです。
なんらかの理由で精子が生産されなかったり、生産数が少なかったりした場合は男性不妊の原因になります。
生殖器官の閉塞
射精管や精嚢など、生殖器官が閉塞すると精液の排出が正常に行われません。その結果、そもそも射精が難しいケースや、精液に含まれる精子の数が極端に低下するケースが発生します。
閉塞は器官の損傷や感染などが原因のことが多いです。
EDなどの性機能不全
勃起不全(ED)などで性行為が最後まで完了しない場合、妊娠の可能性はまずありません。先ほど解説した不妊の定義を考えると「性行為をしていること」が前提です。しかし、そもそも「正常に性行為ができない」というケースは「妊娠できない」という視点で考えると、不妊の原因と考えてもよいでしょう。
原因が思い当たらない場合は精液検査を推奨
EDや射精不全など、男性不妊の原因が明らかな場合もあるのですが、多くの場合、一目で原因がわかることはありません。
例えば精子の形や量、運動率、個数などは射精された精液を見てもまったくわかりません。「問題なく射精できたのだから、精子にも異常はない」と考えてしまう方もいることでしょう。
しかし、目に見えない要素だからこそ、数字を正確に把握することが重要です。そのために、男性の精液検査を推奨します。
精子の量や運動率など、さまざまな数字を正確に把握することが可能です。精子の質が不妊の原因になっていないか調べることが、今後の不妊治療や妊娠の計画を立てる際、大いに役立ちます。
男性の精液検査について
新宿駅前婦人科クリニックでは男性の精液検査に対応しています(ブライダルチェックのための男女ペアでの来院に限る)。
検査項目は以下の通りです。
- ・精液量
- ・精液濃度
- ・白血球数濃度
- ・運動率
- ・不動率
- ・正常形態率
- ・運動精子濃度
- ・正常形態精子濃度
異常が見られたことをきっかけに不妊治療を始める方も少なくありません。ぜひ、精液検査をご活用ください。
男女ペアのブライダルチェックで正しい妊娠計画を
当クリニックは健やかな妊娠計画のためには、男女ともに正しい知識を身につけ、お互いに協力し合うことが重要と考えています。
そのため婦人科クリニックでは珍しく、男女ペアのブライダルチェックに対応しています。精液検査もブライダルチェックのメニューに含まれているので、ぜひカップルでご来院ください。
検査の詳細やプレコンセプションケアの制度などについては新宿駅前婦人科クリニックのブライダルチェックからご確認いただけます。
男性不妊・男性の精液検査に関するよくある質問
男性不妊や男性の精液検査に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 男性不妊の予防方法はありますか?
- A.生活習慣の乱れが原因の男性不妊であれば、生活習慣を改善することが予防につながります。しかし、病気や体質に由来する精子の異常については自力での改善が難しいです。
自分で原因を特定することは困難なので、精液検査を行い、正しい指導を受けることをおすすめします。
- 精液検査のため男性のみで来院することは可能ですか?
- A.メンズ専門クリニックなどであれば、男性のみで来院が可能です。しかし当クリニックは婦人科のため、男性のみではご来院いただけません。
必ず女性パートナーと一緒にお越しください。
- 精液検査で異常があった場合はどうしたらいいですか?
- A.検査で異常が見つかった場合はその原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。不妊治療専門の医療機関を受診することをおすすめします。
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2026/07/25
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平日10:30-13:00、15:00-17:00は待ち時間をご了承の上、直接ご来院いただいても診療いたします。
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