「中絶はリスクが高い」「不妊になる」「性格が変わる」など、ネットにはさまざまな噂があふれています。こうした情報を目にして、中絶手術に踏み出せずにいる方も少なくありません。
結論からお伝えすると、適切な医療環境で行われる中絶手術で重篤な合併症が起こる可能性は、医学的に非常に低いとされています。
本記事では、中絶についてよく聞く「噂」を1つずつ取り上げ、事実と照らし合わせて検証します。
よく聞く「中絶のリスク」5つの噂と事実
中絶手術を検討する際、「不妊になる」「危険だ」といった噂を耳にして不安を感じる方も少なくありません。しかし、これらの噂の多くは医学的な裏付けが乏しく、過度に不安視する必要はありません。
ここでは
- ・中絶すると不妊になる
- ・中絶は命に関わる危険な手術
- ・何度も中絶すると必ず病気になる
- ・中絶すると周囲にバレる・跡が残る
- ・中絶するとメンタルに影響が出る
という噂について、医学的な観点から事実と照らし合わせて解説します。
①「中絶すると不妊になる」
「中絶を繰り返すと不妊になる」という噂は、子宮内膜に傷がつくことで起こる「アッシャーマン症候群(子宮内膜の癒着)」という極めてまれな合併症への懸念から生まれたと考えられます。
しかし、適切な医療環境で行われる中絶手術が、直接的な不妊の原因になるという科学的な根拠は確認されていません。
実際、中絶手術を経験した多くの方が、その後に妊娠・出産をされています。近年では吸引法(MVA)の普及や衛生管理の向上により、不妊のリスクはさらに低減しています。
②「中絶は命に関わる危険な手術」
「中絶は命に関わる危険な手術」というイメージは、「手術」という言葉が持つ重さや、過去の医療事故報道の印象から生じているのかもしれません。
しかし、適切な医療環境で行われる初期中絶において、重篤な合併症が起こる可能性は1%未満とされています。どのような医療行為であってもリスクがゼロになることはありませんが、それは中絶に限ったことではなく、医療全般において同様のことがいえます。
中絶手術が特別に危険なものという見解は誤りです。
参考:StatPearls(NCBI)|Abortion Complications
参考:日本産婦人科医会|妊娠12週未満の人工妊娠中絶手術による合併症(調査結果)
③「何度も中絶すると必ず病気になる」
「何度も中絶すると必ず病気になる」という噂の背景には、従来の手術法(掻爬法)を繰り返すと子宮内膜に負担がかかるというイメージがあるのかもしれません。
手術回数そのものが合併症リスクを劇的に上昇させるわけではありませんが、掻爬法を繰り返すと子宮内癒着が起こりやすくなるという報告があることは事実です。
現在、WHO(世界保健機関)が推奨する吸引法(MVA)は掻爬法と比べて子宮内膜への負担が少なく、手術のリスクは低減しています。
④「中絶すると周囲にバレる・跡が残る」
「手術を受けると身体に跡が残る」「保険やカルテの情報から周囲に知られてしまう」といった不安もよく聞かれます。しかし、初期中絶は膣から器具を挿入して行う処置であり、子宮内膜が回復すれば超音波検査や内診で痕跡を判別することは困難です。
また、初期中絶は自由診療であるため、保険証の履歴に記録は残りません。カルテ情報は医療機関が厳重に管理しており、本人の同意なく外部に情報が漏れることもありません。
⑤「中絶するとメンタルに影響が出る」
「中絶後遺症候群(PAS/PASS)」という言葉を耳にすることもあるかもしれません。しかし、医学的に確立された正式な診断基準は存在しません。
中絶後に抱く罪悪感や喪失感は、自然な心の反応です。これらは多くの場合、時間の経過とともに軽快していきます。
もしひとりで抱え込んでつらい日々が続く場合は、無理をせず婦人科や心療内科の専門医にご相談ください。
中絶手術で実際に起こり得るリスクと発生頻度
ここでは、噂ではなく、実際に起こり得るリスクと発生頻度について解説します。
| リスク | 内容 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| 術後出血 | 術後1〜10日程度の出血。多くは軽度 | ほぼ全員だが多くは軽度 |
| 感染症 | 術後は子宮頸管が拡張し感染リスクがやや上がる。事前検査・抗菌薬で予防可能 | まれ |
| 子宮内遺残 | 組織が一部残る。術後検診で早期発見・追加処置で対応 | 低い |
| 子宮穿孔 | 器具による子宮壁の損傷。MVAでさらに低減 | 極めてまれ |
術後出血
| 内容 | 術後1〜10日程度の出血。多くは軽度 |
|---|---|
| 頻度の目安 | ほぼ全員だが多くは軽度 |
感染症
| 内容 | 術後は子宮頸管が拡張し感染リスクがやや上がる。事前検査・抗菌薬で予防可能 |
|---|---|
| 頻度の目安 | まれ |
子宮内遺残
| 内容 | 組織が一部残る。術後検診で早期発見・追加処置で対応 |
|---|---|
| 頻度の目安 | 低い |
子宮穿孔
| 内容 | 器具による子宮壁の損傷。MVAでさらに低減 |
|---|---|
| 頻度の目安 | 極めてまれ |
いずれも、適切な医療体制のもとでは発生頻度が低いうえに、重篤な症状を引き起こすケースも少ないです。
ただし、術後に異常な発熱や大量出血、強い腹痛などが生じた場合は、自己判断せずに速やかに受診してください。
中絶のリスクを抑えるポイント
中絶手術のリスクを最小限に抑えるためには、いくつかのポイントがあります。
まずは、妊娠がわかったらできるだけ早い段階で医師に相談することです。手術の時期が早いほど身体への負担は少なく、リスクも低く抑えられます。
また、経験豊富な医師に相談することも非常に重要です。信頼できる専門医のもとで診察・手術を受けることで、合併症のリスクを最小限に抑えるとともに、精神的にも安心して処置を受けることができます。
不安な気持ちを抱え込まず、まずはクリニックへご相談ください。当クリニックでは、患者様の心と身体に寄り添い、安全を第一に考えた診療を行っています。
当クリニックの中絶手術について
ここでは、新宿駅前婦人科クリニックの中絶手術の特徴についてご紹介します。
当クリニックは経験の豊富さと丁寧な対応で、多くの患者様に選ばれています。リスク管理を徹底し、安全性にも細心の注意を払っているので、安心してご来院ください。
女性院長による相談しやすい診療
当クリニックの院長を務める平川絵莉子医師は、産婦人科専門医及び母体保護法指定医としての資格を有しています。
専門的な知識と経験を備えていることはもちろん、「叱られるのが怖い」「相談しづらい」といった不安を抱える方にも、安心してお話しいただける雰囲気づくりを大切にしています。どのようなお悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。
新宿三丁目駅徒歩1分・予約なしOK・日帰り手術(即日手術)にも対応
当クリニックは予約なしでの診察も受け付けています。また、日帰りが可能な即日手術にも対応しており、最短3時間程度で処置を終えることが可能です(別途費用がかかります)。
妊婦支援給付金(最大10万円)の申請に対応
当クリニックでは、妊婦支援給付金(最大10万円)の申請に対応しており、人工妊娠中絶を受けられた方も給付対象となります。
ご希望の方や詳細を知りたい方は、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
《中絶のご相談・ご予約は新宿駅前婦人科クリニックの中絶手術をご覧ください》
中絶のリスクに関する
よくあるご質問
中絶のリスクについて当クリニックに寄せられるご質問に医師がお答えします。
- 中絶手術で不妊になることはありますか?
- A.適切に行われた中絶手術が不妊の直接原因になるリスクは、医学的に非常に低いとされています。手術後に子宮内膜が回復し排卵が再開すれば、妊娠は可能です。まれにアッシャーマン症候群(子宮内膜の癒着)が起こることがあるため、術後検診をしっかり受けることが大切です。
- 重篤な合併症はどのくらいの頻度で起こりますか?
- A.適切な医療環境で行われる初期中絶での重篤な合併症の発生率は、1%未満とされています。母体保護法指定医のもとで推奨術式(吸引法・MVA)が用いられる場合、安全性はさらに高まると考えられています。
- 何回も中絶するとリスクは大きくなりますか?
- A.回数そのもので合併症リスクが大幅に上がるわけではありませんが、掻爬法を繰り返すと子宮内癒着が起こりやすくなるとの報告があります。WHO推奨の吸引法(MVA)を採用しているクリニックを選ぶことが大切です。
- 中絶したことは周囲にバレますか?
- A.初期中絶は膣からの処置で、子宮内膜が回復すれば痕跡の判別は困難とされています。また初期中絶は自由診療のため、保険証の履歴に記録は残りません。
- 事情があって受診をためらっています。相談だけでも可能ですか?
- A.はい。当クリニックでは事情を深く詮索することはありません。性犯罪・性暴力被害などのご事情がある方については、SARC東京と連携した公費負担制度のご案内も可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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お知らせ
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2026/07/25
【平日予約なし診療対応について】
平日10:30-13:00、15:00-17:00は待ち時間をご了承の上、直接ご来院いただいても診療いたします。
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