処女膜強靭症
処女膜強靭症は、処女膜が厚く破れにくいだけでなく、固く伸びにくい状態をいいます。
処女膜強靭症だと、一般的な処女膜と比べて膣口が閉塞気味になっているため、タンポンが入れられなかったり、性行為時に痛みや出血が起こったりします。
この記事では、処女膜強靭症の症状や原因、保険適用の有無、手術後の注意事項などをくわしく解説します。
この記事の監修医師
新宿駅前婦人科クリニック 平川 絵莉子 院長
産婦人科専門医|母体保護法指定医
鳥取大学医学部卒業後、産婦人科医として経験を重ね、2024年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。
この記事の監修医師
新宿駅前婦人科クリニック
平川 絵莉子 院長
産婦人科専門医|母体保護法指定医
鳥取大学医学部を卒業後、産婦人科医として経験を重ね、2024年8月新宿駅前婦人科クリニック院長に就任。
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処女膜強靭症の症状
処女膜強靱症は、処女膜が厚く、固い状態です。
完全に膣口が閉塞している状態ではないため、日常生活で処女膜強靱症の症状を自覚することはほとんどありません。
タンポンや男性器を挿入する際に激しい痛みを感じ、そこで初めて処女膜強靭症を自覚するケースが多くなっています。
処女膜強靭症の原因
性行為に対する極度の不安や恐怖が原因で、膣の入り口付近が力んでしまい結果として処女膜が固くなる場合もありますが、極めてまれなケースといえるでしょう。
処女膜は、膣や子宮、卵管、卵巣などと同様に、自身の意思で厚みや硬さをコントロールできません。処女膜強靱症を改善したい場合、手術をするしか選択肢が無いと言えます。
処女膜強靭症の手術は保険適用外
処女膜強靭症の手術は、自費診療です。
まれに保険適用での治療を行っているクリニックもありますが、処女膜閉鎖症程度の症状(処女膜が開いておらず、経血や分泌物が排出されない状態)でないと適用とならないケースがほとんどです。
※現在、処女膜強靭症の治療は、池袋アイリス婦人科クリニックにて行っております。
処女膜強靭症の手術費用
診察料 | 3,300円 |
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術前検査料 | 8,000円 |
処女膜強靭症切開術 静脈麻酔代+ 術後薬代込 |
140,000円 |
エクスパレル麻酔 | 10,000円 |
- ※手術をご希望の方は、診察日に手術前の検査を行います。なお、術前検査後にキャンセルされる場合、術前検査料の返金は出来かねます。カウンセリングのみご希望の場合は、ご予約時にお申し出ください。
- ※処女膜切開術は保険適用外です。
処女膜強靭症の治療の流れ
手術前の流れ
- 1.診察
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問診でお悩みを伺った後、診察を行います。
処女膜強靭症と診断した場合、手術のご提案をいたします。
診察当日の即日手術は行っていないため、あらかじめご了承ください。また、診察のみのご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。
- 2.術前検査
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手術が決定したら、性感染症(HIVや梅毒、B型肝炎|HBV、C型肝炎|HCVなど)の感染の有無を検査します。
手術日を決定し、ご予約をいただき、ご帰宅となります。
手術当日の流れ
- 1.ご来院
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ご予約日にご来院後、手術同意書をご提出いただきます。
手術を安全に行うため、事前にお伝えした注意事項をお守りいただけているか、最終確認をさせていただきます。
- 2.麻酔と手術
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手術室にて静脈麻酔を行った後、麻酔が十分に効いていることを確認してから、手術を開始します。
切開部にも局所麻酔を行いますが、眠っている状態のため、痛みは感じません。手術は20~30分ほどで終了いたします。
- 3.アフターケア
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手術が終わりましたら、クリニック内で約1時間お休みいただいた後、ご帰宅いただけとなります。
静脈麻酔を使用するため、ご帰宅時に眠気やフラつきが生じる場合があります。安全性の観点から、自転車、バイク、自動車の運転はお控えください。
手術後の経過と注意事項
痛み | 手術当日~翌日は痛みを感じますが、徐々に落ち着いていきます |
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腫れ | 約1~2週間続きます |
傷 | 約1カ月かけて徐々に治癒します |
入浴 | シャワーは翌日から、入浴は2週間後から可能です |
性行為 | 目安は術後約1カ月後からですが、医師の指示に従ってください |
主な合併症 | 再癒着、疼痛、感染、出血、創傷治癒遅延、吸収糸の早期脱落、瘢痕拘縮等があります |
術後の痛みがご不安な方に向けて、術後3日間(約72時間)の痛みを緩和できる、エクスパレル麻酔もご用意しております。痛みにご不安のある方は、診察時にご相談ください。
処女膜強靭症の治療のご予約
現在、処女膜強靭症の治療は、同じ医療法人社団胡蝶会の池袋アイリス婦人科クリニックにて行っています。
ご予約は、お電話またはWEB予約(24時間365日可能)より承ります。
処女膜強靱症のよくあるご質問
- 出産すれば処女膜強靱症はなくなりますか?
- A.出産の際に膣口が大きく裂けるため、一度出産すれば処女膜強靱症ではなくなります。しかし、処女膜強靱症の方は、挿入自体が難しいため、妊娠に至らない可能性も否定できません。
- 性交痛があるのですが処女膜強靱症でしょうか?
- A.処女膜強靱症の可能性があります。ほかにも、膣に炎症や感染症がある場合や、粘膜が乾燥している場合にも性交痛を感じることがあります。
- 処女膜強靱症の治療は保険適用になりますか?
- A.処女膜強靱症は、基本的に自費診療です。膣口が完全に閉塞してしまう、処女膜閉鎖症の症状がある方は、保険適用での手術が可能なクリニックもあります。
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